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行 晃司 Koji Yuki

1991年 大阪生まれ

2010年 広島市立大学芸術学部油絵専攻 入学
2014年 光の肖像展(リーガロイヤルホテル/広島)出品
2015年 月刊美術新人賞 デビュー展 グランプリ受賞
    光の肖像展(アステテールプラザ/広島)出品

    広島市立大学選抜洋画展(八千代の丘美術館/広島)
2016年 修了制作展 優秀賞 買い上げ賞
    広島市立大学大学院芸術学部造形芸術専攻 修了
    個展(フジヰ画廊/東京)
2017年 アストレア展(ギャラリーARK/横浜)

    月刊美術新人賞受賞者作家展(gallery ask?/東京)
    フィレンツェ賞展 佳作

2018年 個展(ぎゃらりぃ朋/東京)

2019年 個展「indoor」(galleryARK/横浜)

PHILOSOPHY
 
人が生活する室内というものは、ほとんどの人がもつ「日常を過ごす場」としての普遍的なイメージがあると思う。そこで行われる日々繰り返される活動は、我々に「日常」として安心感を与える一方、そこにはいつもの通りだという停滞感を含んでいる。ルーチンという言葉が、抜け出せない、新鮮味のない感覚を連想させるのもそのためだろう。
 何をするにしても人が行うことには手順というものがあり、それは特定の目的をなすための意味が伴う。ではその前後の物語をそぎ落とした1シーンだけを絵画として抽出するとどうなるのだろうか。前後があって成り立っていた行動はその指示方向をなくし、意味は解体される。何をしているのか分からなくなる。それはいつもの日常の中に不安や奇妙性、異常性を感じさせる。日常の中にあったものはむしろ日常の中にあるからこそ強調されさえする。私はそこに生じるギャップに興味を持っている。
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